JTが下落中

証券コード2914日本タバコ産業(JT)が下落中。

高配当銘柄として人気の銘柄ですね。

下落の主な理由はカナダで行われている訴訟問題。

健康被害に関する賠償としてJTを含む3社に3.5兆円の賠償を求める和解案が提示されている事を受け株価が下落しています。

単純計算で1兆円超えの賠償金、ただJTの企業規模から考えると経営に打撃を与える程の賠償金とは言えないと言えます。

しかし、欧州を中心とした健康思考の高まりにより、同様の訴訟が他国で起こらないとは言えず、またイギリスでは若者へのたばこ販売を禁止する動きがでています。

JTの配当利回りが5年ほど前まで7%近くあったことを考えると、5%の配当利回りでたばこのリスクを取る事は割に合っていないと言う見方もできるかもしれません。

とは言え、中短期的には高配当に支えられ株価は安定的に推移する可能性も高く、また発展途上国へのたばこの普及というプラス面の将来性も持ち合わせています。

リスクを考えながら売買する事が重要です。